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建物は、2つの異種構造の筒(チューブ)が平面・断面的にずれ重なった形態をとる。

1,2階は鉄骨造の住宅エリア、地下1,1階は鉄筋コンクリート造の事務所エリアで構成される。2つの筒が重なり合う中間階を、リビング兼接客スペースとして、機能上有効に共有させている。
土間を介して職・住空間を近接させながら、ほどよく分離している。将来は、地下部分に親世帯が入り、1階を共有した二世帯住宅への機能転換を想定しているため、予めリノベーションに向けた意匠・設備計画を施している。

計画地は、住宅密集地でありながら、南方に緑濃き自然を持つ動物園を、東方にオフィスビルが並ぶみなとみらい地区を望む、眺めの良い傾斜地である。
室内から見る風景をより美しく引き立てるように、すっきりとした開口を形成した。守るべき自然の姿や、活気ある人間の営みを意識しながら、生活できる空間を求めた。

ダブルチューブの家

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所在地 | 神奈川県横浜市

構 造 | 混構造
    (RC+S造)

タイプ | 事務所併用住宅

第31回INAXデザインコンテスト入賞

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